まつの接骨院 長野県飯田市千代にある標高600mの接骨院

28 パーキンソン病
70代男性、パーキンソン病で症状が出てからほとんど一日寝て生活をされている
という方の症例をご紹介させていただきます。

…とその前に
パーキンソン病について少しご説明
パーキンソン病は、脳が出す運動の指令がうまく伝わらず、スムーズに動けなくなる病気です。
これは
脳の黒質という部分の神経細胞が減ってしまうのが原因です。
この神経細胞は「ドパミン」という神経伝達物質を作り
「ドパミン」を使って体を動かす機能を調節する働きをしています。
黒質の神経細胞が減るとドパミンも減ってしまうために
運動の情報が伝わらず様々な症状が出てきます。

発症
50〜60歳代で発症することが多く、ゆっくりと進行します。
日本人の約1000人に一人がこの病気にかかると考えられています。
高齢者に多い病気ですが、若い人でも発症することがあります。

主な症状
手足が震える(振戦)
筋肉がこわばる(筋固縮)
動きが遅い(無動)
バランスがとりづらい(姿勢反射障害)
これらの症状は、すべての患者さんに必ず見られるわけではなく
病気の程度によっても変わっていきます。
起き上がるときに、奥様の介助が必要で
なかなか自力では起き上がれない状態。
そんなこともあって、トイレ・食事・デイサービスの時以外は
ほとんど寝て過ごしているということでした。
パーキンソンを発症した人は
心の緊張と身体の緊張を自覚しています。
ですから、身体の緊張をほぐす事から始めました。
側頭骨を愉気することで頭蓋骨の硬直を緩める
そして頚椎1番(首の一番上の骨)を愉気しました。
その操法のみを何度か行っていました。
すると…
奥様から「私が手を出さなくても自分で起き上がれるようになりました」
と連絡がありました。
その後も続けていくと、かかりつけの歯医者さんからも
「あれ?動きやすそうだね」と言われました!
と報告がありました。
少しづつではありますが、いい方向への変化が見られてきました。
現在も治療を継続中です…
整体では
このように身体の緊張をほぐしていくことができます。
それは同時に、自律神経のバランス(心の緊張)も改善する一役をかっています。
パーキンソン病を完全に治癒することはできませんが
心と身体の緊張が緩和され、身体のバランスが回復できれば
症状の改善、進行の遅延につながると考えられるのではないでしょうか。